吟面の背側から腹側にかけて縦に筋の様に入っているシワを指します。
生前時の動きによりこのトラが生まれます。天然素材ならではの表情を作る重要な要素です。
薄くスキ加工をした場合、元の状態よりもこのトラが強調されます。
革の表面に、葉っぱの葉脈や稲妻のように細かく枝分かれしたスジ模様のことです。
血筋は模様であり、革質の良否に関わるものでは無く、風合いの一つとしてご理解ください。
革の表面に入っているキズ(引っかき傷)です。
元々放牧飼育されている動物なのでキズがつきやすい環境下にあります、必ずキズは存在し、キズこそが天然素材の証であります。
革の硬さは年齢、生活環境、品種、雄雌、個体差など条件が異なるので、1枚1枚硬さが異なります。
天然皮革は部位によって繊維の密度や厚さが異なるため、染料の入り方が均一ではないので色ムラが起こります。また1頭1頭、生活環境、雄雌、年齢が違う革質の為、同一の染色をしても1枚1枚そしてロットにより色ブレが生じます
均一に見える革ですが、部位により厚みが異なります。漉き加工指定ミリ数より薄い部分があると漉きにかからない事があります。
また、漉き機械の刃が床面に当たり、縦に漉き跡になることあがあります。
虫に刺されたり様々な皮膚のトラブルによるもので、クレーターの様に凹んでいるものや針で刺したような穴が開いていたり、染料やオイルに反応して黒い点になっていたり、症状は多岐にわたります。